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外科・消化器外科

概要

外科・消化器外科

朝日大学病院・外科は、1943年岐阜市若宮町に病院のルーツとなる村上外科病院を創設された村上治朗先生の掲げられた①地域医療への貢献、②救急・災害への対応、③独創と進取の技能、④教育的環境、⑤患者、家族、職員にやさしい外科を目指しています。 代々日本を代表するソケイヘルニア手術は、現在最も合理的といわれるクーゲル法を基本としながら、熟練の外科医 たちが患者さんひとりひとりに最適なバリエーションをそろえてヘルニア治療の伝統を堅持しています。 一方、近年はがん治療ガイドライン、癌取扱い規約などに準拠し科学的データに基づいたがんの総合的治療を外科診療 の主体に置いています。根治性を追求した手術、体の負担を和らげる腹腔鏡手術・縮小手術、化学療法など様々な補助 療法を専門的に組み合わせることによって、患者さんに最適な治療を提供しています。 手術の安全・確実な技量はひとりひとりの外科医のたゆまぬ鍛錬の賜物であることは申すまでもありませんが、それはまた現代の技術限界に挑み続けた試行錯誤の結晶でもあります。医療の歩んできた知識・技術・経験の歴史を師匠が受け継ぎ、それをまた私たち兄弟弟子の間で伝え合っていくチームとしての外科医仲間のバックボーンこそが安全・確実な日常診療・標準手術を市民の皆さんに自信を持って提供できるささえになってくれているのだと考えています。

患者さんへ


当院は、次のとおり学会に認定されています。
・日本外科学会の「外科専門医制度修練施設・指定施設

・日本消化器外科学会の「専門医制度指定修練施設

・日本がん治療認定医機構の「認定研修施設

外科系の専門医制度と連携したデータベース事業を開始します。

PDFダウンロード 疫学研究に関する情報公開について(別ウィンドウ:76KB)

診療内容

1.腹腔鏡手術(内視鏡外科手術)
私たちは消化器がんの腹腔鏡手術に積極的に取り組んでいます。胃がんや大腸がんに対する腹腔鏡手術は、 年々着実に増加し、2009年には胃がん・大腸がんに対する根治手術の30%を超えました。(図1、図2)。当科の腹腔鏡手術の特徴は無理をしないこと(実験的な適応拡大はせず、日本全国の標準治療を謙虚に実施すること)、安全第一、患者さん第一に手術すること(奢らず、徹底的に安全で丁寧な治療に徹すること)です。

胃癌・大腸癌についてはこちらから

2.消化器癌の化学療法
消化器癌の化学療法にも積極的に取り組んでおり、手術で切除するのが難しい進行したがんに対しても積極的に化学療法を行い、 その効果を見ながら、手術、放射線治療、様々な緩和ケアのためのお薬の治療を併用しながら積極的に治療しています。 患者さんだけではなく、家族と医療従事者が『チーム』となって質の高い生活と納得できる治療を続けます。 当科は外来化学療法室の専属職員たちと週一回集まって、一週間に行った当科の化学療法患者さん全てについて毎週検討会カンファレンスを実施し、それぞれの患者さんにあった最良の医療が受けられるよう努力しています。化学療法の有害事象、副作用についても情報交換して最良の対策を話し合っています。
詳しい内容はがん治療についてをご覧下さい。

私たちは、当院で治療中の患者さんが安心して治療を受けていただけるように、「化学療法の副作用について」のパンフレットを作成しました。化学療法スタッフの手作りでございますので未熟なものではありますが、当院で治療を受けておられない患者さんにもお役立ていただければ幸いと考えてダウンロードできるようにいたしました。他の医療機関の方々にご利用いただければなお幸いです。皆様にご指導いただき、よりよいものを作りたいと考えています。

PDFダウンロード 化学療法の副作用について(別ウィンドウ:5,208KB)

PDFダウンロード 化学療法患者食事アンケート結果について(別ウィンドウ:211KB)

3.肝胆膵外科
肝胆膵領域の良性疾患で最も多い疾患は、胆のう結石症です。当科の手術は全国平均と同等の約90%を腹腔鏡下胆のう摘出術で行っています。術後の痛みが少なく、回復が早く、入院期間が短く、早期の社会復帰が可能です。
 肝胆膵の悪性疾患の手術も着々と増加しております。
肝臓がんは、日本肝臓学会肝癌診療ガイドラインに則り、がんの大きさや位置をMD-CT、MR、造影エコー、 FDG-PETなど先進画像診断で正確に把握するとともに、肝臓の耐術能評価を行い、個々の患者さんに応じた肝切除術式を検討し、合併症のない肝切除術が可能になりました。肝切除はがんの大きさや位置、大きな血管とがんの位置関係などから精密に計画を立てて実施する大きな手術です。また、肝切除すると肝臓の機能が切除した大きさに従って低下しますので手術前の肝臓機能評価がとても大切です。肝機能が低い肝炎、肝硬変、脂肪肝などの患者さんにはそれに応じた適切な治療を選択すべきです。外科手術だけではなく、当院消化器内科ではラジオ波焼灼療法(RFA)や肝動脈塞栓化学療法(TACE)の経験が豊富であり、これら内科治療と外科手術を適切に選択して治療を行っています。

肝がんについてはこちら

一方、これまで膵がん、胆道がんは手術で切除しても再発することが多く予後の良いものではありませんでしたが、抗がん剤の発達により 希望を持てるようになりつつあります。 当科は肝胆膵領域がんに対して標準治療としての根治手術を積極的に導入し、高い安全性を確保しています。膵臓手術は腹部領域では難易度が高い分野であり、手術後の合併症発生率が今だ高い分野です。当科の膵頭十二指腸切除は大津赤十字病院、外科の土井隆一郎先生が京都大学医学部附属病院で確立された術式を基本術式として、前任の江川裕人教授からご指導いただいた術式を踏襲して謙虚に細部までその正確な再現を心がけています。

膵臓がんについてはこちら

肝胆膵領域の良性疾患で最も多い疾患は、胆のう結石症です。当科の手術は全国平均と同等の約90%を腹腔鏡下胆のう摘出術で行っています。術後の痛みが少なく、回復が早く、入院期間が短く、早期の社会復帰が可能です。2010年からは、単孔式も採用し、おへそに約3cmの創ひとつだけで手術を行い、美容上も優れています。

4.ヘルニア
 当院は、現在小児科を併設していないため、腰椎麻酔に耐えられない小児(およそ小学校低学年以下)の手術は行っていません。 私たちの成人ソケイヘルニア手術は、手術当日に入院していただき、手術のあと1~2泊して退院します。日帰り手術は、原則として採用していません。 成人のソケイヘルニア手術は腹膜前からアプローチしてここに後壁補強メッシュを入れるクーゲル法を基本術式に採用していますが、 患者さんの年齢、性別、病態、体型、合併する体の状態などを勘案して適切な方法を選択しています。

5.痔、肛門疾患
 肛門疾患の代表は、痔核(いぼ痔)、痔瘻(肛門周囲の瘻孔)、裂肛(切れ痔)です。これ以外に様々な疾患もありますが、 特に忘れていけない疾患は肛門とその周辺の悪性腫瘍です。痔だと思っていたら癌だったという患者さんがまれにいらっしゃいます。 まず、肛門の病気でお悩みでしたら私たちにご相談ください。肛門診療は肛門の診察と大腸内視鏡など腸全体の検査を行うことから始まります。 当院外科には肛門疾患専門医(大腸肛門病学会)は在籍しておりませんが、消化器外科専門医・指導医は在籍しておりますので、まず診断し、適切な治療方針を判断することはできます。難易度の高い専門手術を必要とする病気であると判断した場合は適切な病院をご紹介いたします。 肛門疾患は①食事、②排便習慣、③肛門の手入れ、の三要素が大きく関わっています。まずはこれらをひとつひとつ解決して肛門を良い状態にすることが大切です。それと同時に私たちは肛門のお薬(座薬)や内服薬を処方します。(いきなり手術で切ったりしません)痔疾患の状態をみて手術が必要な場合は手術を行います。最近は四段階注射法という新しい手術も開発され、私たちも朝日大学病院で取り入れ始めています。この手術は従来の痔核切除(いぼ痔を切る手術)ではなく、痔核に直接針を刺して薬を注射し、痔核の血流をつぶして痔核を縮小させる手術です。ただし、手術ですので適応(どんな患者さんのどんな病気に施して適切か)の基準があり、誰でも受けられる万能の手術ではありません。
また、直腸脱といって肛門から腸が下りて脱出する病気があります。高齢になると起こることがあります。このような直腸脱にも肛門側とおなか側から治療する工夫を行っています。腹腔鏡を使用する手術も取り入れています。

6.人工肛門、ストーマ・排泄・ケア
胃腸の治療を行うとき、人工肛門(ストーマ)を避けられない場合があります。人工肛門は患者さんの健康な排便を維持し、長い療養生活を快適に維持するためにとても重要な臓器です。人工肛門とその周囲皮膚を含めたおなかのケアは、人工肛門に関する専門的な知識と経験をもったナースが患者さんとともに工夫したり教えあったりしながらつくりあげていきます。当科外来のストーマ外来を受診希望される方は、一度病院代表番号にお電話でストーマ外来希望をお伝えいただき、予約してご来院ください。

7.栄養管理、リハビリテーション、投薬管理
術後合併症を起さず、早期退院をめざすためには、慎重で丁寧な手術はもちろんですが、術前術後の栄養管理やリハビリテーション(内部障害リハビリテーション)が非常に大切です。病気を取り除くだけでなく、全身をサポートをしなければなりません。管理栄養士や理学療法士が外科治療チームに加わり、術前から栄養状態の評価を行い、低栄養状態の患者さんには、積極的に介入し改善に努め、呼吸、筋力、嚥下リハビリテーションを行う ことにより、術後早期離床、経口摂取を可能にし、肺炎などの合併症が減少し入院期間が短縮しました。また、薬剤師が、患者さんから 直接お話を聞き、薬剤の副作用や相互作用をチェックしています。特に抗癌剤投与の際は、医師とともに薬剤師が治療効果や副作用の説明 を行い、継続して関わることで、患者さんに安心して治療を受けて頂いています。

外科で取り扱う消化器疾患

腹痛の原因となる病気 胆のう結石、胆のう炎、虫垂炎、結腸憩室炎、胃潰瘍 など
腫瘍(がんなど) 腹部のがん、良性腫瘍 など
食事が通らなくなる病気 腸閉塞、腸重責 など
おしりの病気 痔(ぢ)疾患、直腸脱、肛門出血、肛門の痛み など
ヘルニア(いわゆる脱腸) そけいヘルニア、股ヘルニア、へそヘルニア、横隔膜ヘルニア など
けが、皮膚のできもの すり傷、切りきず、からだの表面のできもの
人工肛門 人工肛門のケア、ストーマ周囲皮膚トラブル など

代表的な疾患と治療についてはこちら:外科疾患ページ

設備紹介はこちら:医療器機紹介 外科
診療実績はこちら:診療実績 外科

スタッフ紹介

氏名 職務 専門分野、学会認定等
久米 真 教授 日本外科学会【専門医・指導医】
日本消化器外科学会【専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医】
日本消化器病学会【専門医・指導医】
日本肝臓学会【専門医】
がん治療認定医機構【がん治療認定医】
岐阜県:がん診療に携わる医師に対する緩和ケア講習会・修了
日本化学療法学会【抗菌化学療法認定医】
ICD制度協議会【ICD・インフェクションコントロールドクター】
日本静脈経腸栄養学会【認定医】
日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会【ストーマ認定士】
日本リハビリテーション医学会【認定臨床医】
日本医師会認定【産業医】
日本病院会認定【医療安全管理者】
第8回医師臨床研修指導医ワークショップ(東北厚生局)受講
岐阜大学外科専門研修プログラム委員・研修施設代表
NCD主任外科医・診療科長
太和田 昌宏 准教授 日本外科学会【専門医・指導医】
日本消化器外科学会【専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医】
日本がん治療認定医機構【がん治療認定医】
岐阜県:がん診療に携わる医師に対する緩和ケア講習会・修了
日本乳がん検診精度管理中央機構【検診マンモグラフィ読影認定医】
市川 賢吾 講師 日本外科学会【専門医】
日本消化器外科学会【専門医】
操 佑樹 医師 日本外科学会【専門医】
安村 恒夫 (非常勤) フットケア
白井 邦博 (非常勤) NST(栄養サポート)
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