よくある質問

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Ⅰ.一般

結果報告書はいつ届きますか?
通常は、受診2週間後にお届けできるように発送致します。(年末年始や大型連休をはさむ場合はお届けまでに通常より日数を要します。
「要再検査:C」、「要精密検査:D2」と書いてありますが、どうしたらよいですか?
要精密検査:D2の場合には、病気の予防あるいは手遅れにならないためにも、病院への受診をお勧めします。会社によっては指定の医療機関や費用負担のある場合もございますので、会社の健診担当者にもご確認ください。特に指定のない場合は、保険証、健診結果報告書と結果報告書の封筒の中に、二次検診・精査依頼書が同封してありますので、それを持参して早めに専門病院や総合病院を受診してください。ご希望の方には、受診予定の医療機関宛てに紹介状も作成いたしますので、お申し出ください。
要経過観察:Cの場合には、指定されている時期(3ヶ月後、6ヶ月後など)をめどにお近くの医院を受診してください。時期が指定されていない場合は、早めに再検査に行ってください。
「要再検査」と「要精密検査」の違いはなに?
要再検査は、一時的な変動かどうかの確認のためにもう一度同じ検査が必要です。要精密検査は、治療が必要かどうかを確認するために、より詳しい検査が必要となります。
結果報告書と共に「二次検診・精査依頼書(兼結果報告書)が入っていました。この書類は何ですか?
健診施設には、精密検査の必要がある方の追跡調査義務があります。専門病院・医院で精密検査をお受けいただく場合、ご本人様の同意のうえで、結果を当総合健診センタ−にもご連絡頂くための書類です。受診の際にご持参いただき、精密検査受診先の医療機関にお渡しください。
要精密検査で精密検査を受けて異常なしでした。健診は間違いだったのでしょうか?
健康診断は少しでも病気の可能性がある場合は、すべて所見となります。それを二次検査等で「治療や経過観察が必要かどうか」など確認していただくため、受診勧奨しております。今回の健康診断で『要精密検査』と判定されても、詳しく検査すれば、「現時点では治療や処置の必要はない」と判断されることもあります。では、健康診断は無駄かというと、そんなことはありません。治療が不要な場合であっても、生活習慣の是正が必要なこともあり、年月を経るうちに、病気の方向へ進行することもあるからです。健康に自信を持つためにも1年に1度は、身体の状態を確認しておくことは大切です。
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Ⅱ.検査結果

1.血液検査関連

脂質が高いと言われましたが、脂質を下げるにはどうしたらよいですか?
一般的に、1.カロリーや脂肪のとりすぎに注意する。2.食物繊維を積極的にとる。(腸内でコレステロールを吸着して一緒に排泄します。)3.運動する習慣をつける。(余分なコレステロールを回収するHDLコレステロールを増やします。)等の生活習慣の改善が必要となります。
尿酸値が年々高くなっているが、どのようなことに気をつけたらよいですか?
この検査は尿酸の産生・排出のバランスがとれているかどうかを判断します。高い数値の場合は、痛風や尿路結石、腎機能障害が起こる可能性があります。尿酸値を下げるためには、食生活を見直し、高たんぱく・高エネルギー・高脂肪食にならない、野菜をたくさんとるよう気をつける必要があります。肥満を解消・予防し、適度な運動を習慣づけましょう。尿酸の排泄を抑制したり、過剰に作ったりするアルコールは控えましょう。尿酸の排泄を促進するよう水分は十分にとりましょう。
中性脂肪値が年々高くなっていますが、下げるにはどうしたらよいでしょうか?
中性脂肪値が高くなる方の多くは、食べすぎや運動不足、飲酒、肥満などが原因で起きているので、生活習慣を改善するだけで、中性脂肪値が下がるケースがよくあります。飲酒が原因で中性脂肪の値が上がっている場合、禁酒しただけで数値が下がっていくこともあります。女性に多いのは、お菓子や果物などの甘味のとりすぎです。間食やデザートを控えるだけで数値が大幅に改善することもあります。また、運動する習慣をつけましょう。ウォーキングなど有酸素運動がお勧めです。運動する時間が取れないという人は、できるだけ車やエレベーターを使わずに歩くことから始めましょう。目標は1日1万歩です。
腫瘍マーカーで要精査と判定がついていました。がんの可能性が高いのでしょうか?
腫瘍マーカーの結果のみでは確定診断は行われません。がん以外の良性疾患やタバコを吸われる方はその影響、また特に異常が見られなくても上昇することがあります。画像検査等でも異常が認められなければ経過観察となり、時間をおいて腫瘍マーカーや画像検査で再度病変の有無を確認します。
肝炎ウイルスが陽性という指摘を受けました。どうしたら良いのでしょうか?
B型肝炎やC型肝炎は、慢性肝炎や肝硬変や肝臓がんのリスクがありますが、治療方法も確立してきておりますので、初めて指摘を受けられた場合や指摘を受けておられても一度も専門医を受診したことがない場合には、肝臓専門医を受診して、さらなる精密検査(ウイルス量や種類(型)を調べる血液検査や腹部CTや腹部MRI検査等)が必要です。その結果、治療を受ける必要があるのか、経過観察するとすれば、その方法や間隔について相談してください。すでに以前から指摘を受けられておられ、肝臓専門医に相談の上、通院中であれば、引き続きそこで経過観察や治療をお受けください。
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2.心臓関連

心電図の検査結果の見方(所見説明)を知りたいのですが?
心電図検査の所見説明
  • 右脚ブロックとは

    心臓は左右の部屋に分かれており、右側に刺激を伝えているのが右脚です。右脚ブロックは何らかの障害により刺激の伝わりが若干遅れている状態のことです。心臓に疾患のない健康な方にも現れ、治療の必要や運動制限もありません。

  • 期外収縮

    期外収縮は不整脈のひとつです。規則正しい脈のなかで、心臓が本来打つべきタイミングよりも早く収縮するために起こります。心臓の基礎疾患の有無や危険な不整脈であるかどうかの確認が必要です。数が少なく、動悸などの自覚症状がなければ治療の必要はありません。

  • 左室肥大

    心臓に負担がかかることにより、左心室の壁(心筋)が厚くなっていることです。原因として、高血圧、スポーツ心臓などがありますが、肥大型心筋症でもみられます。経過観察で変化がなければ、特に問題はありません。

  • ST-T変化(ST低下・ST上昇・T波平低化・陰性T波)

    狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患の時、ST-T変化がみられます。また、強い左室肥大でも、心筋が血流不足になるため、ST-Tが変化します。

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3.乳腺関連

マンモグラフィの検査結果の見方(所見説明)を知りたいのですが?
マンモグラフィの所見説明
  • 石灰化とは

    石灰化は、カルシウムが沈着することによって起きる変化です。乳がんの病巣にも石灰化が出来ることがありますが、乳腺にできる石灰化がすべてがんと関係あるわけではありません。良性のシコリや正常な乳腺でも石灰化が見られることがあります。

  • FADとは

    局所性非対称性陰影の事で、乳腺組織の陰影に左右差がみられる状態です。腫瘍を含め、何らかの乳腺疾患がかくれている場合があるため、精密検査が必要です。

マンモグラフィカテゴリー分類とは何ですか?
マンモグラフィーの所見の悪性度を5段階で表現するものです。カテゴリー1は異常なし、カテゴリー2は良性で癌の心配はない所見で、いずれも精査は不要です。カテゴリー3は良性と思われるが、悪性か否定できないもの、カテゴリー4は悪性の疑い、カテゴリー5は悪性でカテゴリー3以上は、精密検査が必要です。
乳がん検診で要精密検査と言われました。どのような精密検査を受けるのですか?
超音波検査やMRI検査を受けていただき、必要な場合には、「細胞診」「針生検」などをおこない、異常所見部位が、乳がんなのか、良性疾患なのかを明確にいたします。
乳がん検診において石灰化があり、(B)カテゴリー2と判定されました。精密検査を受けなくても良いのでしょうか?
乳腺は、もともと乳汁をつくる臓器であるため、乳汁の石灰成分が写る場合や、古くなった良性腫瘍の石灰沈着が写る場合などがあり、必ずしも石灰化=がんではありません。B判定の石灰化所見では、ほとんどが良性の石灰化です。たとえ(まれですが)、その後、悪性がわかったとしても、ごく早期のものであり、経過観察しないと判断が難しいものです。悪性との鑑別が必要な石灰化(カテゴリー3)や、悪性の石灰化(カテゴリー4、5) では、「要精密検査」と区分されます。
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4.腎臓関連

eGFRが低下していて専門医を受診するように言われましたがどうしたら良いですか?
慢性腎臓病の可能性がありますので、腎臓内科を受診してご相談ください。
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4.呼吸器関連

胸部レントゲン写真で要精密検査と言われましたがどうすれば良いですか?
呼吸器内科を受診して胸部CTなどによる精密検査をお受けください。
肺機能検査の結果の見方をしりたいのですが?
肺機能検査の所見の説明
  • 拘束性換気障害とは?

    間質性肺炎や肺線維症、肺水腫など、肺の組織が硬くなるために肺の膨らみが悪くなることです。このため、比肺活量が低下します。

  • 閉塞性換気障害とは?

    気管支喘息や慢性気管支炎、肺気腫など、気道が狭窄したり、肺の組織が壊れるために、息を勢いよく吐き出すことができなくなることです。このため、1秒率が低下します。

COPDの疑いがあると言われたのですが、どうしたら良いのでしょうか?
慢性気管支炎や肺気腫などを総称して、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と言います。身体を動かした時に息切れを感じたり、慢性の咳や痰などの症状がでます。主な原因はタバコです。喫煙されていれば、禁煙をお勧めします。中等症以上のCOPDの場合は呼吸器内科を受診し、胸部CT検査等の精密検査を受け、治療の必要性についてご相談ください。
肺年齢とはなんですか?
肺年齢は、呼吸機能検査による1秒量(FEV1)の測定値と身長と性別から算出されます。呼吸機能は、加齢とともに低下していきますが、喫煙や呼吸器の病気では健康な人より早く低下します。肺年齢は、同姓・同年代の人と比較して自分の肺の状態がどの程度なのかを知る指標となります。自覚症状に頼らず、肺年齢を定期的に測定し、肺の健康維持・病気の予防・早期発見に役立てることをお勧めします。
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5.消化器関連

人間ドックで胃にポリープがあると言われたのですが、どうすれば良いのでしょうか?
胃のポリープは大きく分けて二種類あります。一つは胃底腺ポリープといい、胃粘膜に萎縮のない胃にできる良性ポリープです。これはほとんどがんにはなりませんので、経過観察で良いと思います。
もう一つのポリープは過形成性ポリープといい、こちらは萎縮のある胃に発生し、がん化する可能性のあるポリープです。胃粘膜に萎縮があるということでピロリ菌感染が予測されます。このポリープはピロリ菌を除菌することで小さくなることがあります。ピロリ菌感染の有無をチェックして、もし陽性だったら除菌することをお勧めします。
過形成性ポリープの場合は胃の粘膜の萎縮を伴っており、胃がんのリスクがあるため、一度は内視鏡検査をしていただき、組織の一部を取って顕微鏡でみてもらう(生検検査)ことをお勧めします。もし大きくなってくれば、がん化やポリープから出血する可能性もあります。この場合は内視鏡的切除することもできます。
胃のレントゲン検査で慢性胃炎の疑いと言われたのですが、どうすれば良いのでしょうか?
慢性胃炎は、軽度の異常で心配はありませんが、胃がんのハイリスクです。ほとんどの慢性胃炎でピロリ菌感染が関係しているとされています。ピロリ菌感染は胃・十二指腸潰瘍や胃がんの原因の一つとされています。現在は、保険診療でピロリ菌に対する治療(内服薬)が行えますが、内視鏡検査が必須です。消化器内科を受診して、ピロリ菌感染の有無や内視鏡検査についてご相談ください。
血液検査でピロリ菌抗体陽性でした。自覚症状もありません。どうすれば良いのでしょうか?
ピロリ菌感染による自覚症状はほとんどありません。知らない間(その多くの方が年少期)に感染されたと思われます。慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどでピロリ菌感染が関係しています。現在、内服薬による治療が行われています。一度、消化器内科を受診してご相談ください。
血液検査でピロリ菌抗体陰性・ペプシノゲン検査陽性でした。ピロリ菌に感染していないということでしょうか?
ピロリ菌抗体陰性であってもペプシノゲン検査陽性の場合、偽陰性(ピロリ菌が存在していても抗体が十分なくて見かけ上陰性)の可能性、もしくは、既感染(以前に感染していた)の可能性のいずれかと思われます.別の検査にて感染の有無を確認するために消化器内科を受診してください。
ピロリ菌の除菌療法を受けたのですが、成否を確認していません。人間ドックで受ける血液検査でピロリ菌抗体を調べればそれがわかりますか?
ピロリ菌抗体測定法は、除菌が成功しても抗体が陰性化するまでには長期間を要しますので、除菌判定の第1選択とはなりません。
通常、除菌判定には、尿素呼気テストや糞便中ピロリ抗原測定が推奨されています。尿素呼気テストはプロトンポンプインヒビターという 酸分泌抑制剤を内服しておられる場合や胃切除術後の方は偽陰性になる可能性がありますので、そういった影響を受けにくい糞便中ピロリ菌 抗原測定(当総合健診センターでもオプションで測定可能)での除菌判定をお勧めします。
便潜血陽性を指摘されました。私には昔から痔があり、そこからの出血だと思うので、大腸の精密検査は必要がないと思いますが、どうしても受けないといけないでしょうか?
確かに痔は便潜血検査で陽性となる大きな原因のひとつであり、そこからの出血である可能性は高いかもしれません。しかしながら、痔があるからといって、その他の大腸の部分に何もないという保証はなく、別のものが潜んでいる可能性を完全に否定することはできません。便潜血検査の目的は大腸がんの早期発見を目的としておりますので、一度陽性となった場合は、便潜血の再検査ではなく、消化器内科を受診して大腸内視鏡検査をお受けになることをお勧めします。下剤などの前処置が必要ですので、受診時当日に検査を受けることはできませんので、ご注意ください。
腹部超音波検査で描出困難で判定不能と書かれていましたが、どうすればよいですか?
腹部超音波検査の弱点として、体調により胃や腸に含まれているガスが多い時、あるいはガスが貯まりやすい方の場合、皮下や腹腔内に蓄積されている脂肪が多い方の場合などは、超音波が観察したい臓器まで届かないために、結果的に観察ができないということになります。人間ドックでは、血液データなど他の情報とともに総合的に判断することから、腹部超音波検査で臓器の観察ができない場合でも、ある程度の結論は得られますが、どうしても画像情報が必要な場合は、それらの弱点が少ない腹部CTや腹部MRIによる代替検査を受けていただいたほうがより正確な結果が得られると考えられます。
脂肪肝とは何ですか?その治療は薬を飲むのですか?
過度の飲酒やカロリーのとりすぎなど偏った食生活(偏食、加工食品・インスタント食品なども含む)などによって、余分な栄養が脂肪となって、肝細胞に蓄積された状態のことを言います。初期は、超音波検査で、脂肪肝が指摘されるのみで、この状態までであれば、薬物療法の必要はなく、バランスのとれた規則正しい食生活、運動習慣、節酒により正常の肝臓に戻ります。ところが、長期にわたるとAST,ALT,γ-GTPなどの異常を伴うようになり、慢性肝炎、さらには肝硬変、肝臓がんへと進行していく可能性があります。したがって、ごく初期である脂肪肝の段階で、日常生活の改善に取り組むことが必要です。また、最近話題となっている肝障害に“非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)”があります。これはアルコール非摂取者(または機会飲酒者)で、肥満、糖尿病、高脂血症などの基礎疾患を背景に進行性の肝障害が発症し、時にほかの肝炎と同様に10〜20年で、肝硬変、肝細胞がんを併発します。注意が必要な場合がありますので、定期検査をお受けください。
”肝のう胞”と“腎のう胞”があるといわれました。このまま放置しておいて良いのですか?
肝のう胞や腎のう胞は、人間ドック受診者の比較的多くの方に認められる腹部超音波検査所見です。肝臓や腎臓の組織の一部が脱落して空胞ができ、その中に水がたまったもので、ほとんどの場合は、特に治療などの必要はありませんが、1年に1回の定期検査を続けていただき、大きな変化がないことを確認していけばよいでしょう。ただし、のう胞のなかには次々にその数が増え、さらに巨大化していくなどの変化が見られ、それらの臓器の機能を低下させたり、周囲の臓器を圧迫したりする場合も稀にあり、また、最初はのう胞に見えていたものが、実際は悪性腫瘍であったということもあるため、変化のあるのう胞は定期的な経過観察は欠かさないようにしましょう。ただし、“多発性嚢胞腎(疑い)”と判定された場合は悪性疾患の合併や、腎不全になることがありますので、精密検査や治療が必要です。
膵嚢胞はなぜ精密検査や経過観察が必要なのですか?
膵嚢胞は、肝臓や腎臓にできるものと同じような嚢胞以外に、膵癌のためにできる嚢胞や嚢胞を形成する腫瘍(IPMN:膵管内乳頭粘液性腫瘍)などがあります。腹部超音波検査のみでは、その鑑別ができません。IPMNは、嚢胞のサイズや、内部の結節の有無や膵管の太さにより、手術が必要な場合もありますし、腫瘍ですので、経過観察により増大したり内部が変化したりしてくる可能性もあります。要精密検査D2であれば、消化器内科を受診して、腹部MRI(MRCP)や腹部CTや超音波内視鏡検査(EUS)などをお受けください。要経過観察Cの指示があれば、専門医にて3〜6ヶ月毎の画像検査をお受けください。
”肝血管腫”とは何ですか?外科手術などの治療は必要ないのでしょうか?
肝臓は血管が豊富に存在する臓器ですが、その一部の毛細血管が毛糸玉のように塊を形成し腫瘍となったもので、特に治療を必要としない良性腫瘍です。健診では、比較的多くの方に見られる肝臓の所見といえます。稀に認められる巨大な血管腫以外では、特に問題となることはありませんが、1年に1回の定期検査を続けていただければよいでしょう。
腹部超音波検査で「肝腫瘍疑い」にて要精密検査と言われましたが、どういう検査を受けたら良いのですか?
肝腫瘍といっても良性のものから悪性のものまでありますが、腹部超音波検査だけでは十分な質的診断ができない場合があります。要精密検査と指摘された場合は、消化器内科を受診して造影剤を用いた腹部CTや腹部MRI検査による精密検査を受けられることをお勧めします。
以前から“腎結石”を指摘されています。尿管結石で痛い思いをしたことがありますが、石ができないようにするためには、どういうことに気をつければいいですか?
尿路結石(腎臓から尿道にいたる尿路系にできる結石)とは、尿の中に含まれる成分の一部(シュウ酸やリン酸、尿酸など)が結晶を形成して“石”のような塊が形成された状態のことをいいます。結石成分にかかわらず共通して行える結石の予防法や治療法は、普段から“水”を多く取る習慣をつけていただくことで、結石の原料となる成分を滞りなく排泄することです。特に夏期や脱水気味になるとできやすくなります。また尿酸値の高い人も石ができやすくなります。結石成分を多く含むお茶やソフトドリンクでは逆効果となりますので、水がもっともよいでしょう。また、結石の原因の大部分はシュウ酸といわれていますが、シュウ酸を多く含むホウレンソウやタケノコ、ナッツ類は茹でるなどの調理法に工夫され、また、コーヒーや紅茶をよくとられる方は、それらにミルクを加えることで腸でのシュウ酸の吸収を減らすことができます。
胆のうポリープとは何ですか?
大多数の胆のうポリープは、コレステロールポリープといわれるもので、良性腫瘍といえます。定期検査で大きさに変化がないことを確認することで十分です。時に、10mmを超えるポリープに成長している場合などは悪性腫瘍を合併している可能性がありますので、精密検査が必要となる場合があります。
“胆のうアデノミオマトーシス”で要精密検査との結果をもらいました。どういう病気ですか?
胆のうアデノミオマトーシスとは、胆のう炎や何らかの原因で胆のう内圧が上昇した状態により、胆のう壁が肥厚したものです。胆のう壁に石ができたりすることがありますが、ほとんどの場合、症状はありません。ただし胆のう癌・腺腫との鑑別が必要になりますので、精密検査(腹部MRIや腹部CTや超音波内視鏡検査など)が必要となる場合もあります。診断が確定した場合は、年1回の定期検査でよいでしょう。
腹部超音波検査で胆石を指摘されました、これは手術した方が良いのでしょうか?
胆石の場合、症状のない方がほとんどです。無症状の方はそのまま定期的に健診を受けるだけでいいと思います。お薬で溶けることもありますが、これは10%ぐらいで効果が期待出来ないことや再発も多いです。定期的に検査を受けていただくのが大切ですが、発作などが起きると重篤な病気になりますので、腹痛などの症状があれば手術が望ましいと思われます。現在は以前のように大きな手術ではなくて、お腹を開けずに小さな穴を開けてそこから器具を入れて胆嚢を摘出する腹腔鏡下手術が多いです。これだと傷跡も少なく、入院日数も少なくて済みます。
胆泥・胆砂とは何ですか?
胆のう炎などの時や、胆汁の流れが悪いときに、胆のう中の溜まった泥や砂のようなものです。これが徐々に固まると胆石になります。腫瘍との鑑別が必要な場合や胆管の異常を伴うことがあるため、はじめて指摘されたときは、精密検査をお勧めします。右季肋部痛などの胆のう炎症状があれば治療が必要です。
慢性膵炎の疑い、膵のう胞、膵管拡張、膵石(膵石灰化)について教えてください。
これらの変化は慢性膵炎のときに多く見られますが、膵臓疾患、特に膵臓がんは発見が難しく、症状が出た時にはもう手遅れとなることがあります。膵臓の所見については、通常、良性変化の場合も、念のために精密検査の判定となることがあります。結果報告書の判定結果に従ってください。
“脾臓腫大”と言われました。何らかの治療が必要ですか?
脾臓が腫れ大きい状態のことです。血液疾患に合併したり、肝硬変の時に見られることが多いのですが、特殊な感染症にも見られることがあります。もし要精密検査の指示があれば、腹部CTなどの検査や脾腫の原因について精密検査を受けた方がよいでしょう。
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