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乳腺外科診断・治療法

乳癌の診断法:マンモトーム生検

マンモトーム

使用する機器の商品名から「マンモトーム生検」と言われています。
マンモトーム生検は、超音波(エコー)ガイド下、もしくはマンモグラフィ(ステレオ)ガイド下で行われます。どちらを使用するかは、病変の種類によって適切な方法を選択します。
超音波(エコー)を使用しながら行なう検査では、腫瘤(しこり)などの、超音波で確認可能な病変に対して行います。マンモグラフィ(ステレオガイドマンモグラフィ)を使用しながら行う検査では、悪性の可能性がある(微小な)石灰化病変の診断をする場合に行います。
入院の必要はなく、すぐに日常生活に戻ることができる検査です。
切開生検では、大きく(数cm)皮膚を切り開いて組織片を採取しますが、マンモトーム生検は、局所麻酔下で行われ、生検のための小さな傷(約4mm)が1つだけで、縫合は不要です。傷跡は1~2か月くらいでほとんど目立たなくなります。また、細胞診や針生検(CNB)よりも採取する組織量が多く、より確実な診断をすることができます。
当科では、それぞれ患者さんにあった細胞、組織診断法を選択し、迅速・安全・確実に診断をつけるように努めています。

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乳癌の治療法:センチネルリンパ節生検

センチネルリンパ節

乳癌の標準治療として今まで行われてきた腋窩リンパ節郭清(乳房に近い脇のリンパ節を一塊として採ってくること) にとって変わる方法です。
通常の腋窩リンパ節郭清を行うと20~30%の患者さんに、手術した側の上腕リンパ浮腫がおきるといわれています。 腕の知覚障害、運動障害等の合併症もあります。採ったリンパ節に転移がなかった場合、 行った腋窩リンパ節郭清の治療としての意味はないことになります。 すべてのリンパ節を採る前に代表リンパ節を調べて、転移があった場合のみ腋窩リンパ節郭清をしたらよいのではないかということで、 この治療が考えられました。
代表のリンパ節が、つまり「センチネルリンパ節」(図1)です。 センチネルリンパ節は、術前に乳癌に近い部位に特殊な薬品を注射することにより見つけ出すことができます。 脇に約3cmほどの傷をつけるだけで取り出せ、術後の合併症もほとんどありません。

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新しい乳房温存手術法:MRシェル法

最近、乳房MR検査が普及し、MR検査でしか見つからない小さな乳癌やMR検査により、はじめて精確な広がりが診断できる乳癌 が増えています。
しかし、高度な診断ができるようになっても、従来の乳房温存手術(乳腺部分切除)は、超音波画像を用いて行うため、MRIでしかうつらない乳癌を正確に切り取ることができず、乳房全摘手術(乳房切除術)になってしまったり、大きく切除する乳房温存手術になって、患者さんが満足できる乳房の形が残せなかったりすることがあります。
当院では、2008年から、MR画像を直接用いた乳房温存術を開発し(MRシェル)、臨床研究を重ねて、2011年、国際的に新しい乳房温存術として認められました(図:論文1ページ目)。
MRシェル法は、まず、手術時と同じあおむけで、乳房の表面に熱可塑性プラスチック(シェル)を貼りつけ、MR検査をします。 画像処理を行い、MRでうつった乳癌の大きさ、位置、広がりをシェルの表面に作図します。MR検査終了後、シェルはとりはずし、 手術時まで、患者さんの乳房の形を保ったまま保管されます。
手術時に、全身麻酔後、保管しておいたシェルをMR撮影時と同じ位置に患者さんの乳房にはめ、切り取り予定線上のシェルの小孔から、 体に影響のない青色色素を細い針で乳腺内へ注射し、切り取りの目印とします。目印を注射し終わったら、シェルをはずし、乳腺の部分切除を行います。このMRシェル法により、乳房内のMRで癌と診断された部分を必要不可欠なだけ、切り取ることができるようになり、 より患者さんの満足が得られる乳房温存術を提供できるようになっています。

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