乳腺外科診断・治療法
乳癌の新しい診断法:マンモトーム生検
正式名称は、「画像ガイド下吸引式組織生検」といいます。
使用する機種の商品名のマンモトームから、通常マンモトーム生検といわれています。
今までの針生検に比べて確実かつ大きな組織が採取でき、確かな診断が得られるようになりました。
手で触れない小さなしこりでも、超音波検査に写れば超音波下に、超音波でも写らない小さな石灰化は、
マンモグラフィー下にこの検査が可能です。
また、使用する針の大きさを大きくすれば、小さな良性腫瘍は切除してしまうことも可能です。
当科では、それぞれの患者さまにあった細胞・組織診断法を選択し、迅速・安全・確実に診断をつけるよう努めています。
乳癌の新しい治療法:センチネルリンパ節生検
乳癌の標準治療として今まで行われてきた腋窩リンパ節郭清(乳房に近い脇のリンパ節を一塊として採ってくること)
にとって変わる方法です。
通常の腋窩リンパ節郭清を行うと20〜30%の患者さまに、手術した側の上腕リンパ浮腫がおきるといわれています。
腕の知覚障害、運動障害等の合併症もあります。採ったリンパ節に転移がなかった場合、
行った腋窩リンパ節郭清の治療としての意味はないことになります。
すべてのリンパ節を採る前に代表リンパ節を調べて、転移があった場合のみ腋窩リンパ節郭清をしたらよいのではないかということで、
この治療が考えられました。
代表のリンパ節が、つまり「センチネルリンパ節」(図1)です。
センチネルリンパ節は、術前に乳癌に近い部位に特殊な薬品を注射することにより見つけ出すことができます。
脇に約3cmほどの傷をつけるだけで取り出せ、術後の合併症もほとんどありません。
ただし、まだ保健医療としては認められてはおらず、先進医療扱いで、この治療部分のみ自己負担となります。
当院でも術前にリンパ節の腫れがなく、この治療を希望された方には行っておりますのでご相談ください。











